【あるある】成功体験と失敗体験。そして子育て
知人のはなし。
小さい頃から空手をやっていて、まーまーのレベルで、高校と大学はスポーツ推薦、就職は空手のコネで入社した。
これが彼と彼の親にとって、物凄い成功体験となった。
だからもちろん、自分の子どもにも空手を習わせている。
でも彼の子どもはやりたくてやってる訳じゃないので、なかなか上達しない。
テストの成績が悪い時や友達とトラブルになった時、何かにつけて彼は子に
「ひとつの事にしっかり向き合えないような奴は何をしても駄目なんだ」と説教をする。
空手が上達しない息子にヤキモキしてるのだ。
親と子の人生は違う。
彼は自分の成功体験に囚われすぎていると思う。
また別の知人のはなし。
彼は学生時代に大きな挫折を経験した事で
同級生や周りに引け目を感じていた。
それから彼は一生懸命勉強をして、仕事で成功し、今はタワマンに住み、高級車を乗り回している。
しかし、「人を見返したい、認められたい」という気持ちが強すぎて、彼の幸せの基準は(自分)ではなく、(人にどう見られるか)になっている。
彼はまた、失敗体験に囚われ過ぎている。
人は経験からしか学べない。
だからこそ、自分は成功体験、失敗体験に囚われ過ぎていないかと時々自分に問いかける必要がある。
そして子どもの人生は子どものもの。
大人が先走って、余計な茶々を入れないように気をつけたい。